APNEA WORKS by Ryuzo SHINOMIYA

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photo : Yoshiharu Mizobuchi

mind  as  water

沖縄へ         19  Oct 2004 


 台風23号『トカゲ』の迫る中、沖縄へ行ってきました。北風が強くて真栄田には一日も入れず残念・・・。しかし今回は打ち合わせ等の用件がメインの訪沖でしたし海に入れない分、今までとは違うオキナワを体験してきました。ずっと「沖縄=海」だったのでこれもいい旅でした。
 まずは琉球大学の先生が講師を勤める海洋生物の勉強会に出席。知人が勤める『ネイチャーワークス』というエコツアーを開催する会社が月一で主催している勉強会で、今回のテーマは「ウミシダ」でした。先生は世界でも4人しかいないウミシダ研究者の一人という大変な権威の方でしたが知られざるウミシダの真の姿を面白おかしく紹介されていました。

 『カジマヤー』という行事をご存知でしょうか?今回初めて遭遇?!数え年97歳の盛大(人生最大?)なお祝いです。(写真上中央) 調べてみると・・・"沖縄では年をとると童心にかえると言われていて、この時には、当人である老人が車に乗り、子供のオモチャである風車をもって集落をパレードする。小さな島では、学校の鼓笛隊なども登場し、島ぐるみのお祝いになる”  なるほど、オジーオバーを大事にする沖縄ならではのイベントのようですね。総勢10台ほどの車で街をパレードしていましたよ。おメデタイ!
 
 そして世界遺産の『座喜味城跡』へ。沖縄在住で学生時代の先輩がツアーコンダクターをかってでてくれました。室町時代に作られた石垣の城跡はとても精巧で美しい作り。ヨーロッパの古城を見るようです。入り口のアーチ部分が技巧派のウデを物語ります。その座喜味城跡の近くには焼き物工房が集まり一つの集落のようになっている『やちむんの里』があります。なかなかいい雰囲気のところです。時間があったらゆっくり体験陶芸でもしてみよう。

 浦添市美術館では名嘉睦稔さんの展覧会をやっているとの情報を聞きさっそく行ってみることに。パワフルでナイーブなボクネンワールドに感動!彼の木版画は大好きなのです。特に夜の海や沖縄の家並みを描いた作品が好きですね。美しいブルーの色使いが沁みますね。じっと見つめているとサンシンのおとが聞こえてくるような気がします。長さ10m以上はあろうかという『大礁円環』にただただ圧倒されてきました。沖縄のさんご礁とそこに住む生き物たちを描いた大パノラマの木版画なのですが見ていると「連鎖」や「輪廻」といった言葉が浮かんできます。

 一方海はというと、真栄田以外のポイントでも荒れていて結局一日しか泳げませんでした・・・。スポンサーから届いた新しいモノフィンも試せず。なんとか北風に強い本部のポイントに入りましたがこれがよかった!浅場で水面を漂いながら癒し系の素潜り。白砂が心に気持ちいいのです。タコ、ミーバイ、シロギス、ブダイ、コウイカ、ハナムロの群れ・・・沖縄の生物の多様性を感じますね。またしてもツアコンをしてくれた先輩にナマコやサンゴの解説までしてもらい大変ためになる一本でした。北風が吹くとちょっと寒いのですが沖縄はまだ夏の感アリです。セミがジージー鳴いているし、日が差すとイタイ、すぐに焼けます。やっぱりいいなあ、あのムワッとした風の感触。

 台風で欠航が決まり始める中、なんとか臨時便に乗り込んで帰ってきました。こちらはもう冬?寒い寒い。あと2日間くらい台風で沖縄に閉じ込められていてもよかったかも・・・。
 

graphic :
Koichi Fujimoto