APNEA WORKS by Ryuzo SHINOMIYA

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photo : Yoshiharu Mizobuchi

mind  as  water

大深度トレーニング開始      21 Apr 2005 


朝9時、突然電話が鳴ります。「あーシノハラくん?今日ベタナギだよ。潜りいきましょうね」  「あっハイ!」
今日は予約を入れていないのに、海況を見てありがたくもウミンチュからお誘いのコール。(半ば強引)窓の外を見ると確かにナギナギ。急遽ギアを車に積み込んで漁港へ。最近のウミンチュはダイビングからパラセーリングまでかなり手広くビジネス展開しているのですね。細かい気遣いやサービスもばっちり。TFCがよく利用しているというウミンチュの船でマエダの沖へ向かいます。そのせいか「今日は何m必要?」と、フリーダイビングもよく分かっていて安心。83mに投錨し、ロープを70m出してトレーニング開始。このポイントまで出港してからわずか5分足らず!世界的に見てもかなり素晴らしいポイントと言えますね。
トレーニングはまずスタティック、ネガティブ、そしてラストに67mへ。タイムは2:17となかなかいい感じです。もうクジラたちはアラスカの冷たい海へ我が子を連れて旅立ったのでしょうか。水中は静寂のグランブルー。しかし深いところはブルーが濃く深くうつくしい。これこそDEEPの醍醐味。ボトムは真っ白な砂地で、藍色と白砂のコントラストがなんともキレイです。スポンサー・アポロに作っていただいたウエットも柔らかく、とても動きやすい!着心地はモノフィンのウエービングにも全く違和感なしです。3mm2ピースも楽しみだ。




うーん、いいトレーニングが出来て満足!今日も美ら海に感謝です。 100mまでは5分で到着できるこのスーパースポット、この海があれば世界大会や世界記録さえも狙える!と思えてきます。これから少しずつ深度を下げていこう。焦ることはない、量より質、内容が大事。じっくりといこう。




家に戻りカウンターバランスシステムの製作に取り掛ります。70mを越える大深度潜水は、大深度下で高濃度になった二酸化炭素、窒素、酸素によるBOの可能性や過度の中毒症状が現れる危険性が指摘されています。水面でタイムを計るサポーターが一定時間になってもフリーダイバーが帰ってこない場合にカウンターバランスシステムのブレーキを外して水面にある25kgのカウンターウエイトを落とします。それにつながっている15kgのロープ用ウエイトは大深度からフリーダイバーを引っ掛けて上ってくるというセーフティーシステムなのです。これを有効に使うためにはもちろんラニヤードを正しく装着する必要があります。今日はまずは25kgのカウンターウエイトと15kgのロープ用ウエイトを作ります。バケツにモルタルを溶いて重りに・・・しゃかしゃかとモルタルをこねます。ダマになるとモルタルの強度が落ちますからね。左官屋さんです。最後にロープを通すチェーンを埋めて出来上がり! フーッDIY最高!! 作り方の詳細は後ほどレポートしますね。



ちょっと休憩してからランニングに出掛けます。一日よく晴れて気持ちいい夏日。横目に夕日を眺めながら草の上を1時間ほど汗をかきます。途中岩場や砂浜に降りていろんな足の使い方、筋肉の使い方をしていきます。トレイルを走ると、足首を挫かないように集中力が養われる気がします。なにより自然の中を走っているとパワーが出てきますよね。まだ、アプネアのみのトレーニングタームではないのでしっかりフィジカルもキープしていきたいところです。今シーズンは5月から9月まで大会が続くので高いフィジカルを維持しないと。最終ターゲットは9月。8月頭まではフィジカルトレーニングは続きます。ケガに気をつけ、疲れを溜め過ぎないようにしよう。

graphic :
Koichi Fujimoto